渋うちわ　仏扇

京都、丸亀についで、うちわの日本三大産地といわれた来民（くたみ）。手漉き和紙に柿渋を引く昔ながらの伝統製法が現在、栗川商店（くりかわしょうてん）でのみ生産されています。
熊本県の伝統工芸品にも指定されている来民うちわは、柿渋を団扇表面の和紙に塗ることで、丈夫に保つだけでなく、柿渋に含まれるタンニンの働きで虫除けにもなり、また、年々色合いが濃くなりその変化も楽しめます。
渋うちわ仏扇は、一般的なうちわと比べ少し小さく、柄が細長いのが特徴です。丈夫に張られた和紙がしっかりと風を仰いでくれます。