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Snow Peak Apparel
2021 AUTUMN & WINTER Collection

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燕三条のいいところ。
街と自然が近いこと。ないものはつくるDIYの精神。
世界が認める創造力。人々の心の中にある野性。
家族があたりまえのようにキャンプをすること。
田舎に似合う服をつくろう。
都会のモードに乗らない服を。
TPOで着替えたりしない服を。
家とテント。カフェと森林。映画館と山頂。人間と動物。
その間に境界をつくらず、等しく大切にできる。
自分にとってなにが心地いいか、よくわかっている。
その生き方に、いちばん似合う服をつくろう。

大切な人と、大切な場所で暮らす。

どこにいても、誰といても、
自然は厳しいからこそ美しい。
そんな自然からみんな生まれてきた。
自然と人、人と人、過去と未来。
だから人は、つながりなしには生きていけない。
自然とともにある毎日に自分なりの
豊かさを見つけていくために。
大切な人と、大切な場所につながりながら
暮らしていこう。


人生に野遊びを。

自然と共生する時代の、新しい民藝

地元である新潟県長岡市を拠点に、木工作家の 富井 貴志さんは、 奥さんの深雪さんと共に独自の拠点で作品を作り続けている。
 自然との距離が近い地で生まれ育ち、物理学者の道を志していた富井さんが 木の魅力に取り憑かれたのは、高専時代に留学したオレゴン州でのこと、 物理学者であるホストファミリーの、木のふんだんに使って建てられた 家での薪ストーブを囲む時間、そしてアメリカ西海岸北部 特有のダグラスカントリーの巨木に囲まれた森の中でクロスカントリーを楽しむ毎日。 常に身近にある木に触れて過ごすことが日常に欠かせないとなっていった。
帰国後、新潟の実家の浦山で拾い集めた木でバターナイフなど 好きな料理の道具などを作るようになる。
その後、筑波大学に進学し、大学院で高度な物理の研究を続けながら、 今自分が本当にやりたいことは何かを考える中で、 木工の道へと本格的にシフトすることを決めた。
物理と木工、一見、まったく逆ベクトルの営みに思えるが、共に 人間の暮らしを豊かなものにするために自然を探求することから始まり、 異なる作法で発展してきたものだ。
富井さんの作品に、研究者時代に顕微鏡で観察していた原子をモチーフにした パターンが同じく原子からなる木に彫り込まれたシリーズがあるのだが、 手にしてみると、全てのものは自然から生まれたものなのだという実感が湧いてくる。
 冬には完全なる白の世界へと変わる地元長岡での家族とのDIYな営み、 そして自然の中から得たインスピレーションをもとに、 暮らしの中で使われてこと完成する富井さんの作品は、 自然と共生する時代の新しい「民藝」のあり方を形作っていく。